Charuko アルマ Ver1.20

今回のバージョンアップでは
・フロントノーズの延長モーフ
・ヘッドライトカバーモーフ
・前後スポイラーモーフ
・タイヤ回転の物理化
・サスの調整
などを 行っています
car68.png

奥がノーマル、手前が今回実装されたモーフを使ったものです

ノーズの延長は、フロントスポイラーを作るために 色々なスポイラー画像を漁ってイメージをつかんでいた頃
こういうレトロっぽい車はどんなスポイラーをつけているのかと240Zのスポイラーを見ていたときに カッコいいなぁと思ったせいですね、ちょっと試してみようとノーズを延長してみたのが始まり
やっぱ、作ってみると 自分的にはカッコいいなと思ったわけでそれで作っちゃいました

フロントスポイラーは こいつがつく前提で考えていてこのモーフを使ったときでも、そうでないときでも
良い感じになるように考えました

あと、今回のポイントはサスのIK構造のせいでMMDではフレーム遅れの計算になる部分があって、まぁタイヤなんですが車を速い速度で動かすとタイヤが後ろの方向にズレてしまう問題があったんですが、なんとその問題を解消しました!
フレーム遅れの計算になるのは「IK構造の中に普通のボーンの親子構造が存在するとき」に発生していて
その普通のボーンの親子構造の後の部分が遅れていました。
アルマのサスにはステアリングの軸として見やすいように必ずしも必要ではないボーンがひとつあったんですが、それを取り除くことでこの問題は解消しました
もうMMDで動かしてもタイヤが遅れて動くなんてことはなくなりました。

もうひとつ、今回のVerUPでタイヤの回転を物理演算で行う仕組みを実装しています
この仕組みも動画作成のためにタイヤを回転させて動き出そうとしたとき、タイヤの回転と車の移動速度をあわせるのが非常にしんどかったため、「これって皆どうやってやってるんだろう」と思ったことからですね

-----ちょっと これから 仕事いってくるので 続きは又明日
-----さて、帰って来ましたので 続きを書いていこうと思います

タイヤの物理回転ですが、そのままタイヤを物理剛体と関連付けると車を動かしたときタイヤが遅れて?というかズレて動きます、なのでそのまま関連付けては居ません、一旦別のボーン(物理タイヤボーン)に関連付けてその回転連動でタイヤを回転させています、こうすることで、物理演算による位置の移動をキャンセルして車を高速で移動させてもタイヤの位置がズレていかないようにしています。
あと、タイヤの剛体ですがジョイントの設定で回転軸の方向はX方向のみに限定し、移動については上下のみに800の自由度を持たせています、これはステージによって地面の高さが違う場合にもMMDの床面と接触させるためです

car69.png

車体を中に浮かせてもタイヤの剛体は床面と接触しています、これにより なだらかな角度の坂であればそこまで違和感無くタイヤを回転させることが出来ます、急角度の坂になるとタイヤの回転量と車の移動量が一致しません、まだ試していませんが急角度の斜面を剛体で作ったとしても物理設定の構造上、タイヤ剛体が自由に動ける車の上方向に逃げてしまって上手く回転しないものと思われます。
ということで完璧なものではありませんが 車の発進時 低速でタイヤを回転させたいときなどに役に立つと思いますので使ってみてください

かなり長くなりましたが、まだ続きます

サスペンションの構造についてです

これは左前輪のボーンの表示ですが、赤で囲んだ部分がIKの1階層目で大体のタイヤの高さを決めます
青の部分が2階層目で1階層目のIKが動いた後その位置を元に動きます、2階層目ではアッパーアームが動いてアップライトの傾き(キャンバー角)を変化させます、アッパーアームのIKターゲットは車体の子ボーンで車体の動きに合わせて動きます
緑の部分がステアリングの機構でサスの変化が終わったあとアップライトの向き(ステアリングの角度)を変化させます、ステアリングロッドのIKターゲットは ステアリング操作のための「ステアリングロッド」ボーンを動かすと動きます

1階層目のロアアームと3階層目のアップライトはIKの軸を固定しています
ロアアームはZ軸方向の回転のみで車体が沈み込む方向に12度、浮き上がる方向に18度に制限していて、車体を限界以上に低くしてもタイヤがボディを突き抜けないようにしています。アップライトはY軸方向の回転のみで左右の角度を制限していて出来るだけステアリングがおかしくならないように制限しています

アップライトの回転軸制限にはまだもう一工夫ありまして
通常、IKボーンの回転軸制限は読み込んだときのボーンの角度に対して制限をかけるものだと思います、そのままY軸回転の制限をかけてしまうとキャスター角が0度のステアリングになってしまいます
これを回避するために、アルマのフロント側のサスの機構全体を IKによって5度後傾させています
・・・・あ、軸制限て 「>」ボタンでボーンの軸方向に制限できたっけ? まだ改善の余地があるかもしれないですね

まぁ 使う分には 何も考える必要は無いんですけど、作ったがわのこだわりっすね

ということで、もしDLしてみてみようかなと 思ったときは ちょっと気にしてみてやって下さい

DL > https://bowlroll.net/file/70014

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